ケア・リハ・栄養の重要性について~「食べる幸せ」を多職種連携で守る訪問歯科診療~|訪問診療専門サイト【ゆうき歯科】|大阪市平野区の訪問歯科診療

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ケア・リハ・栄養の重要性について~「食べる幸せ」を多職種連携で守る訪問歯科診療~

皆様、こんにちは。
大阪市平野区の「ゆうき歯科」院長の西村裕貴です。


当院の訪問歯科診療では、ご高齢やご病気などで通院が困難になられた方々や障がいを持つ方々のご自宅、あるいは入所されている施設へ伺い、歯科医療をお届けしています

私たちが日々の訪問診療において最も大切にしている理念、それは「食医(しょくい)」として、患者様の「食べる幸せ」を最期までお守りすることです 「むし歯を削る」「入れ歯を作る」といった従来の歯科治療はもちろん重要ですが、それだけでは本当に安全で安心な食生活を支え切ることはできません。お口の健康を守り、食べる力を維持・回復するためには、「口腔ケア」「口腔機能のリハビリテーション」、そして「食事・栄養指導」という3つの柱が不可欠です

本日は、ゆうき歯科が実践するこれら「ケア・リハ・栄養」の重要性と、多職種連携による取り組みの詳細についてお話しいたします。

1. 命を守り、全身の健康を支える「口腔ケア」
訪問診療を必要とされる方の多くは、ご自身で十分な歯みがきやうがいを行うことが難しく、お口の中の衛生状態が悪化しやすい環境にあります。お口の中に細菌が繁殖すると、それが誤って気管から肺に入り込み、「誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)」を引き起こす危険性が高まります。
この命に関わるリスクを防ぐのが、歯科衛生士による「専門的口腔ケア」です。専用の機材を用いて、ご本人やご家族では落としきれない汚れを徹底的に除去し、お口の中を清潔に保ちます。 また、私たちのケアは月に数回の訪問時だけではありません。毎日のお食事の前後でケアを行ってくださるご家族や介護施設のスタッフ様へ、無理なく効果的に行える清掃方法や、お口の乾燥を防ぐ保湿のアドバイス(技術的助言・指導)も行っています。日々のケアと専門的なケアが両輪となることで、初めて誤嚥性肺炎を予防し、全身疾患の悪化を防ぐことができるのです。

2. 「食べる力・話す力」を取り戻す「摂食嚥下リハビリテーション」
ご高齢になったりご病気を患ったりすると、「よくむせるようになった」「硬いものが噛めない」「言葉がはっきりしない」といったお悩みが増えてきます。これはお口周りや舌の筋力が低下しているサインです。
当院では、こうした機能低下に対して「摂食嚥下(せっしょくえんげ)リハビリテーション」に積極的に取り組んでいます。まずは、嚥下内視鏡(VE)検査を行って喉の奥の飲み込みの状態を直接確認したり、舌圧計や口腔水分計(ムーカス)を用いたりして、客観的にお口の機能を評価します。 その評価に基づき、お口や舌の筋肉を鍛える体操、唾液腺のマッサージといったリハビリの計画を立てます。低下した機能を放置するのではなく、専門的なトレーニングを通じて「噛む・飲み込む・話す」力を維持・改善し、ご家族やご友人と楽しく会話をしながらお食事をとれる日常を取り戻すための支援を行っています

3. 食事観察から導き出す安全な「食支援と栄養指導」
どんなに素晴らしい口腔ケアやリハビリを行っても、実際に召し上がっているお食事が、その方の噛む力や飲み込む力に合っていなければ、誤嚥や窒息のリスクが生じてしまいます。また、食べづらさから食事量が減り、低栄養状態に陥ってしまうことも少なくありません。
そこで重要になるのが、実際の食事風景を拝見する「食事観察(ミールラウンド)」と、それに基づく「栄養・食支援」です。当院では、歯科医師や歯科衛生士だけでなく管理栄養士がチームに加わり、患者様がどのような姿勢で、どのようなペースでお食事をされているかを確認します。 その上で、現在の嚥下機能に最適な食事形態(きざみ食やペースト食、とろみのつけ方など)をご提案し、必要な栄養を安全かつおいしく摂取できるよう、ご家族や施設の調理担当者様へ具体的なアドバイスを行います。

4. チーム医療で支える途切れないサポート
これらの「ケア・リハ・栄養」は、私たち歯科単独で完結するものではありません。 ゆうき歯科では、歯科医師、歯科衛生士、管理栄養士といった院内の専門職はもちろんのこと、地域の医師、看護師、ケアマネージャー、施設スタッフ、さらには言語聴覚士といった多職種の皆様と密に連携する「チーム医療」を実践しています

例えば、施設での日々のカンファレンスへの参加や、病院から在宅・施設へ退院される際の退院前カンファレンスでの情報共有を通じて、患者様の状態を切れ目なく引き継ぎます。それぞれの専門家が持つ視点を掛け合わせることで、「この方には今、どのようなケアと食事が一番合っているか」を包括的に議論し、生活の質(QOL)を最大化するサポートが可能になります。

おわりに
「最期まで、自分の口で美味しく食べたい」 それは、多くの方にとっての切なる願いであり、生きる喜びに直結しています。
ゆうき歯科は、これからも「食医」としての使命を胸に、歯科治療に加え「ケア・リハ・栄養」の三本柱、そして多職種連携による力強いスクラムで、地域の皆様の食べる幸せを守り抜いてまいります

ご自宅や施設での食事や飲み込み、お口のトラブルでお悩みがあれば、どうぞお気軽にゆうき歯科へご相談ください。24時間受け付けのお問い合わせ窓口や公式LINEもご用意しておりますので、いつでも皆様の声をお待ちしております